みなさん、こんにちは( ^ω^ )
エレクトーンで弾き語りをしている望月美弥です☆
エレクトーンには、膨大な数の音色とリズムパターンが内蔵されています。
これらのことを「レジスト」と呼びます。
しかし、これほど多いと、どのレジストを使えばいいのかわからない!困惑してしまう人が多いと思います。
また、家で何気なく「この曲を弾いてみよう!」と思った時に、エレクトーンに内蔵されたレジストに曲に合うものがなくて、がっかり!ということがあります。
私もそのような経験があります。
しかし、最新のエレクトーンには、内蔵されているレジストから曲にマッチするものを簡単に選べる機能があります。
また、内蔵されている以外のレジストを入手したり、自作する方法もあります。
これにより、曲の雰囲気を存分に出しながら、演奏をすることができます。
これらの方法を知ることにより、どんな曲を演奏する際でも、それにぴったりのレジストを見つけることができるようになります。
そして、楽しみながらエレクトーンを演奏することができるようになります。
これを使えばすぐに曲が弾ける!時短レジストレーションメニュー
エレクトーンを弾く前に必ずする作業がレジスト作成(=音色、リズムの設定)です。
しかし、エレクトーンには膨大な量の音色が内蔵されており、どれを選んだらよいか悩んでしまいます。
そこでおススメなのが、「レジストレーションメニュー」という機能です。これは、1990年代以降に発売されたエレクトーンについている機能です。
操作はとても簡単で、これから演奏しようとしているジャンルを選択するだけで、それに合った音色とリズムが自動で設定されます。その後は弾くだけです。
気軽に演奏を楽しみたい時におススメの機能です。
↑この中にある「ポップス」や「クラシック」など、様々なジャンルのレジストメニューから好きなものを選んで、ボタンを押す。
↑さらにタッチパネルの中から好きなレジストを選んで、あとは弾くだけ♪
エレクトーンのデータをMumaで購入して演奏しよう
エレクトーンで使えるレジストは、本体に内蔵されているものだけではありません。
その他のレジストデータを、ヤマハで追加購入することができます。
これは、プロのアレンジャーやプレイヤーが作ったレジストです。
ヤマハでは、エレクトーン用の楽譜と、その曲を演奏するに適したレジストデータが販売されています。
レジストデータは、楽譜とは別売りです。そして、USBメモリーにダウンロードする必要があります。
USBメモリーにダウンロードしたあと、それをエレクトーン本体に差し込むことで、レジストデータを使って演奏をすることが可能です。
エレクトーンのレジストデータの購入方法は、2種類あります。
1つは、ヤマハの店頭にあるMuma(=ミューマ)という機械で購入する方法です。Mumaのタッチパネル画面で、商品コード・バーコード、楽器や音楽の種類から検索をして購入できます。
その中でも1番スムーズな方法が、購入した楽譜に記載されている商品コードを、Mumaのタッチパネル画面に入力して検索をする方法です。
この方法ですと、すぐに欲しいレジストデータが見つかります。
レジストデータが見つかったら、画面に従って操作をして、あらかじめ用意したUSBメモリーにダウンロードすれば購入完了となります。
もう1つの購入方法は、2種類のサイトでダウンロードをする方法です。
1つは、「ヤマハミュージックデータショップ」というサイトでダウンロードする方法です。
https://yamahamusicdata.jp/?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_term=brand&utm_campaign=AD
ジャンルや曲名・アーティスト等の様々なカテゴリーから、レジストデータを検索することができます。
パソコンをお持ちの方は、この方法でもレジストデータをダウンロードして、購入をすることができます。
ここで購入できるデータは、Mumaで購入できるものです。
単に、店頭でダウンロードするか自宅のパソコンでダウンロードするかの違いになります。
もう1つは、「ぷりんと楽譜」というサイトでダウンロードする方法です。
エレクトーンの楽譜とそれに合ったレジストデータを、お気軽に、1曲からダウンロードして購入することができます。
この方法もパソコンをお持ちの方が購入できる方法です。
こちらは、Mumaやヤマハミュージックデータショップで入手できるものとは全く異なる楽譜と音源になります。
自分に合った方法で購入してみてくださいね。
上級者になったらレジストデータを自分で作ってみよう!
エレクトーンに内蔵されている音色やリズムをもとにして、自分自身で音作りをすることも可能です。
基本的には、エレクトーン単体で音作りをします。
レジスト作成は、誰かが作った曲を演奏するのではなく、自分で作曲した場合に必要な作業になります。
なぜなら、より曲に合った音色やリズムが欲しいからです。
自作する音色の組み合わせ方次第で、厚みのあるきれいな音色になるのか、汚い薄っぺらい音色になるのかが決まってきます。
組み合わせ方は、Mumaやヤマハミュージックデータショップで販売されているレジストデータを参考にします。
その中でも、一流のエレクトーンプレイヤー・アレンジャーのデータを基に研究し、何度も試行錯誤を重ねながら習得していくしかないのです。
具体的な作り方は、鍵盤ごとに設定していきます☆
STEP1
まず、設定したい音色を選んでボタンを押します。
例えば、上鍵盤に金管楽器の音色をセットします。
STEP2
そして、タッチパネルで「タッチトーン」「ホリゾンタルタッチ」「フィート(=音の高さ)」「リバーブ(=音の響き方。
カラオケでいうエコーと同じ)の音量」「ボリューム」「パン(音が出てくる方向)」を設定していきます。
上鍵盤には3種類、下鍵盤と足鍵盤には、各2種類の音を設定することができます。↓
STEP3
レジストを設定したら、消えないようエレクトーンに記録します。
この機能のことを、「レジストレーションメモリー」といいます。
番号は1~16番まで記録することができます。
記録の仕方は、「M」(=メモリーボタン)を抑えながらナンバーボタン(=レジストを記録する番号のボタン)を押します。
STEP4
記録中はナンバーボタンが数秒点滅します。点滅が終わったら、レジストの記録が完了です。
エレクトーン本体には最新のデータしか記録することができません。
一度電源を落として再起動したらデータが消えてる!なんてこともあり得ます。
そうならない為にもデータはメディアに保存しましょう☆
保存の仕方は、こちらを参考になさってください。↓
これらの音色の組み合わせ方が非常に難しく、簡単にはきれいな音を作ることができません。
(*「タッチトーン」と「ホリゾンタルタッチ」については、他の記事に書いてありますので、そちらをお読みください☆以下のリンクからご覧いただけます。)
私も、一流の先生について10年以上、エレクトーンのレッスンを受けています。
しかし、レジストデータ作りに関しては、だいぶご指摘いただくことが多いです。
複雑な作業なので、習得するにはかなりの時間と努力が必要なのです。
まとめ
このように、エレクトーンのレジストを手に入れるには「レジストレーションメニューを使う」「Mumaで購入する」「自分で作る」という3つの方法があります。
この方法を使えば、レジストデータを使いこなすことができます。
ぜひともレジストレーションメニューとMumaを活用し、さらにステップアップしたい方は、一流の先生にレジストデータ作りを伝授してもらいましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございました(^^♪